楽天モバイルは本当に使えるか？実力を検証

　第4のキャリアとして突如姿を現した楽天モバイル。新規参入のキャリアということもあり、通信品質が気になっている方も多いのではないしょうか。2020年2月から楽天モバイルの無料サポータープログラムに登録し、サブ機として約3カ月Rakuten miniを使っている私が楽天モバイルの品質について解説していきたいと思います。ちなみに無料サポータープログラムが終了した今も本契約に切り替え、継続利用中です。

料金

　ご存知の方も多いかと思いますが、月額2,980円で通話もパケット通信も使い放題です。料金プランは使い放題の「Rakuten UN-LIMIT」一つのみです。通常の電話だと30秒20円かかってしまうのですが、「 楽天Link」というアプリを使用すると通話料金は無料になります。こちらは「LINE」の通話機能みたいなものではなく、電話番号を入力して通話するアプリですので、「楽天Link」アプリをインストールしていない相手とも普通に電話できます。もちろん固定電話との通話も無料でできます。無料で使用できるIP電話のようなものだと思っていただければよいかと思います。
現在先着300万名対象に1年間無料キャンペーンを実施しています。新型コロナウイルスの影響か、2020年5月2日現在もまだ300万名に達していないようでキャンペーンは引き続き継続中です。スマホ本体は一番安いもので19,819円（Rakuten Mini）から販売しています。楽天モバイルで端末を購入し、「Rakuten UN-LIMIT」の契約を締結するとすると現在5,000円～15,000円分（端末によって金額は異なる）のポイントが還元されるというキャンペーンを実施しているようなので、本体も安く購入できるチャンスです。

通信品質

　私は家も職場も都内で生活圏が通信環境に恵まれているため、参考にならない人もそれなりにいそうですが、今のところ使用してて困ったことは一度もありません。通勤時間電車でネットをしていても通信が切れることなく安定しています。通話していても他の大手キャリアの音声品質と大差があるようにも思えません。テザリング機能を使ってモバイルWi-Fiルータ代わりにすることもありますが、普通に使用できています。
都内以外で使用したことはないので他の地域でどうかは分かりませんが、全く不便を感じたことはありません。

通信速度

　まだサービス開始して間もないので、利用ユーザが少ないのも理由の一つかもしれませんが、通信速度はとても速いと感じます。速度計測アプリを使って測定したわけではないので体感ではありますが、私のメイン機のdocomoのiPhone Xsと比較しても遜色ないのではと個人的には思います。YouTube等の動画サイトもサクサク動き快適です。

他のキャリアとの比較

　他キャリアとの比較表です。Rakuten UN-LIMITに合わせて各社使い放題、使い放題プランを提供していない会社は一番容量の大きいプランでの比較表になります。楽天モバイルが圧倒的に安いのが一目瞭然ですね。楽天モバイルに付属しているパートナー回線エリア5GB分の無料通信の価値が分かりにくいので、参考までに格安SIM（MVNO）の2020年5月時点での最安価格を掲載させていただきますが、現在ロケットモバイルのデータ通信専用SIMで5GB 1,320円のようです。

まとめ

　現在のメイン機のキャリアがdocomoの私ですが、正直楽天回線エリア内に住んでいて、地方出張や旅行に頻繁に行かないのであれば楽天モバイルは全然アリだと思いました。ただ楽天モバイルは通話／通信無制限で2,980円を売りにしていますが、「Rakuten Link」アプリは現在のところAndroid版しかないので、SIMフリーのiPhoneで楽天モバイルを契約した場合、通話料金は30秒20円かかってしまうという点には気を付ける必要があります。（「Rakuten Link」を使用して通話をすると使い放題になるという仕組みなため）楽天回線エリア外の通信について以前は2GBまで無料でしたが、現在は5GBまで拡張されたため、楽天回線エリア内で生活を送っていて、月１,2回程度しか地方に行かない人ならメイン機としての乗り換えも十分アリだと思います。