2018年にPayPayが100億円あげちゃうキャンペーンで一気にキャッシュレス業界に火を付けたスマホ決済サービス。急激な業界の動きから同時期に同様のサービスが数多く生まれましたが、使う側から見たら何が何だか良く分からない。名前が違うだけで全部同じに見えるし、どれをやるのが一番得なのだろうか?そもそもスマホ決済と電子マネーの違いは何なのだろうか。そんな疑問を持っている人は少なくないはず。現在日本国内で提供されいる各種スマホ決済サービスについて、それぞれ特徴を整理しながら解説していきたいと思います。
スマホ決済と電子マネーの違い
スマホ決済と似ているもので電子マネーがある。電子マネーもスマホを使って決済できるものも多いため混同している人もいるはず。電子マネーの歴史はそこそこ古く1996年にソニーが開発した「Felica」という技術が2001年にJR東日本のIC乗車券「Suica」に搭載されたのが最初だと言われてます。今となっては電子マネーもスマホで使えるようアプリがリリースされていたりしますが、元はプラスチックカードに付属していたもの。発行数が多いものの中から例を挙げると楽天Edy、WAON、Suica、nanaco、iD、QUICPay等があります。基本的に現金を事前にチャージして利用するプリペイド型であることが多いですが、iDとQUIQPayはクレジットカード会社から生まれたサービスのため、クレジットカード引き落とし型となっています。
スマホ決済はその名の通り、スマートフォンで決済できるサービスです。PayPay、LINE Pay等のQRコード決済やiOSやAndroid等OSが提供しているApple Pay、Google Pay等があります。ここ最近国内で販売されているスマホにはFelicaが搭載されている機種も多く、スマホで電子マネーのサービスが使えるようになってきたため、スマホ決済=電子マネーを含んでいるという考え方が定着してきました。Apple Pay、Google Payはクレジットカード引き落とし型ですが、QRコード決済は現時点どのサービスも事前現金チャージのプリペイド方式とクレジットカード決済と両方対応しています。
スマホ決済サービス種類と比較
シェアの高いスマホ決済サービスを以下の表にまとめたのご覧ください。
大体0.5%の還元を受けられるサービスが多いことがお分かりいただけると思います。各サービス利用できる店舗数や還元されるポイントの種類に差があるので、ライフスタイルにあったスマホ決済サービスを選びましょう。
サービス名 | 還元率 | 使える店舗数 | 還元ポイント | 個人間送金 |
---|---|---|---|---|
PayPay | 0.5% | 170万店以上 コンビニから個人経営の飲食手間で幅広い | PayPayボーナス | 〇 |
LINE Pay | 0.5% | 店舗数非公表 コンビニ、ドラッグストア、飲食店など幅広いジャンル | LINEポイント | 〇 |
メルペイ | 還元無し | 店舗数非公表 大手店舗が多い | メルカリポイント | × |
楽天ペイ | 0.5% | 店舗数非公表 コンビニなど大手チェーンに対応 | 楽天ポイント | 〇 |
d払い | 0.5% | 店舗数非公表 コンビニやドラッグストアなどチェーン店 | dポイント | 〇 |
au Pay | 0.5% | 店舗数非公表 大手店舗の一部で導入 | au WALLET ポイント | × |
私を例にご紹介させていただきますが、私は「PayPay」、「LINE Pay」、「d払い」3つのサービスを使い分けています。PayPayは国内ではQRコード決済のパイオニア的存在であり利用できるお店が多いのと、ゲリラ的に突然開始される高還元キャンペーンに期待して利用しています。LINE Payも利用できる店舗数が多いというのと、魅力的なクーポンが常時発券されている点に惹かれて利用しています。d払いは私のメインのスマホがドコモという事もあり、メインにdポイントを貯めているため利用しています。PayPayと比べると利用可能な店舗はまだ少ない印象ですが、利用可能な店舗もどんどん増えているので今後も使えるお店は増えていくと思われます。現在のところこの3サービスに登録していて不便に感じたことはありません。皆さんも自身のライフスタイルに合ったスマホ決済サービスに登録してみてください。
まとめ
- 電子マネーとスマホ決済は歴史から厳密には異なるが、現在のスマホ決済機能の中に電子マネーの機能も付属している。
- 電子マネーは現金を事前にチャージする形式のものが多いが、スマホ決済はチャージ式とクレジットカード引き落とし型両方対応しているものが多い。
- スマホ決済サービスは現金で購入するより、約0.5%お得。
- 自身のライフスタイルに合ったスマホ決済サービスに登録すべし。1つではなく用途に合わせて複数使い分けると便利。
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